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​ファンダム研究・ファン文化人類学

課題:
①ファンダムフィクションをファンの食い違いや想像力の視点から論じる
②ファンダムの長所と問題点
①担当:田中佐季
私はよく二次創作の漫画や小説を読みます。特に原作が終わってしまったその後のストーリーや自分のキャラクターにスポットが当てられたストーリーが多いです。読んでいて思うことは、書いている作者さんの原作への愛が強いということです。他のファンにも読まれるので、原作との設定を壊さないことや、キャラの性格も細かく把握してあり、原作者が書いたのでは、と疑いたくなるものもあります。本当にそうだったら良いのに、というストーリーもあり、原作が終わってしまった寂しさを埋めるだけではなく、新しい楽しみを与えてくれると思います。また、キャラの重要な設定は守ったまま、世界観ががらっと変わったストーリーもあります。ここで設定を大きく変えすぎると、原作との繋がりがなくなっていて、読む側が冷めるということもあるので、気をつけないといけないと思いました。また二次創作の作品の中で、原作のキャラ同士でカップリングを組むことがあり、そのカップリングはメジャーなものとマイナーなものがあるので、マイナーなカップリングを推しているとメジャーなカプルを推している人に批判されるなど、しばしば闘争が起きることもあって、原作への愛が深ければ深いほど、そういう問題も起きてしまうのかと思いました。
②担当:深田瑠香

長所

・他者との共通項を持つことによって自分が共同体に属しているという安心感を持つことができる。

・特定の情報網を持つことができる

・ファンの中で「大手」と呼ばれるようなヒエラルキーの上部に属すことができる。(漫画、アニメファンの場合は二次創作における同人活動。アイドルや声優では認知という形。)

・趣味を共有できる。

 

 

問題点

・そのコミュニティに入れ込んでしまい実生活に支障をきたす恐れがある。

・ファン間での格差、温度差が生じる。

・個人の承認欲求が満たされない。

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