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シンギュラリティは起きるか?AIとサイボーグ​

課題:将来就きたい職業における人類とAIの協業のかたちを具体的に想像する。
担当:大羽智貴

 

業職

 

過去に蓄積されたデータをもとに、商談相手の年齢、性格、性別、態度、表情などを考慮し、その相手に合わせて話が合意の方向へ進み易いような文章をAIが作成してくれる。文章を作成するのはAIだが、その文章を使用して実際に説得、交渉に臨むのは人間の仕事。

商談の成功に必要な要素として、1つは単純な文章力。そして、もう1つはコミュニケーション能力があげられる。AIは分析能力に長けており、適切な方向に導くことができるがコミュニケーション能力では人間に劣る。商談の最終的な段階は顧客とのフェイストゥフェイスになるため、AIはあくまでも文章作成、情報提供という面で貢献する。また、このAIはマインドコントロールをするものではなく、人間の心理傾向を参考に商談を「より良い」方向へ導くものであり、必ずしもその商談の成功を保証するものではない。最終的な成功不成功は、人間の話し方や表情といった直接的なコミュニケーションに委ねられるが、AIによって成功率が大幅に上がることは期待できる。

 

 

 

具体例

 

①「 化粧品会社」

AIは顧客の顔の詳細なデータを読み取り、その人に適したベース、アイライン、チークなどの情報提供をする。人間(販売員)はAIから勧められる情報をもとに、メイクをする本人の気分や、なりたい雰囲気に応じてメイクのパターンに変化をつけられるよう、適宜顧客と相談しつつ商品を勧める。また、AIはどのような人にどのようなメイクが好まれるかなどの情報も提供し、理想の自分と周囲から好まれる自分、どちらが良いかなどの選択に応じてもメイクの系統を変化させる。

 

②「証券会社」

日々変化する経済状況、株価の変動などを踏まえつつ、そこから考えられる展望をもとにAIが情報提供を行う。AIは常時インターネットに接続されており、データの変動を瞬時

に察知。そこから得られるデータをもとに適した文章を作成。人間は顧客からの信頼を獲得し、資産運用を任せてもらえるようコミュニケーションを重視。

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